なんか知らないけどメリーさんモノで長ったらしく書いてしまったでござ る の巻

我的メリーさん。でもないかもないな。

僕にとって、都市伝説とか幽霊ってのは、有るか無いかはともかく怖いものは怖い。
最近は特集されなくなったけど、心霊写真と音や映像に怪奇現象が含まれているのは今でもとても見れない。
たまにそーいう曰く付きのモノが何も言わずテレビに流れて見つけちゃうと本当にダメ。

だけど、コレとかコレとか方向性を変えて見れば、なんてことはない。ガラリと微笑ましいものになってしまう、まだ怖いけど。

んで、そんな中でも有名なのがメリーさん。僕が小さい頃、メリーさんを取り上げたドラマを見て「Koeeeeeeee！」と思ってすっかりトラウマまがいになったけど、
最近まあ上のふたつのように取り上げられる様になってすっかり「メリーさんも悪くないなあ」と思える様になった自分、単純だ。

今の時代背景を考えると、メリーさんはその人の家電よりは携帯電話の方にかけるのか。
俺はもう二か月ぐらいは携帯電話の電話着信音が鳴っていないので、
今度もし電話が掛かったなら、もしかしたらメリーさんからの電話だと思って覚悟した方がいいかもしれない。






「プルルルルル」
「おっ珍しく電話だ、誰からだ…あれ、登録されてない」

「プルルルルル」
「…まあいい、出てやらなくては」
「ガチャ」
「もしもし」
「私、メリーさん。」
「ん？」
「今、N岡駅にいるの。」
「………へ？」
「ガチャ、ツーツーツー」
「…メリーさんてあの…そんな訳ないか、イタズラ電話だろ」
「プルルルルル」
「ドキッ」
「プルルルルル」
「…また電話だ…ホント珍しいな…ハハ」
「ガチャ」
「もしもし」
「私、メリーさん。」
「………！」
「今高速道路に入ったの。」
「………グっ！」
「ガチャ、ツーツーツー」
「まさかな…そんなドラマみたいな事が…」
「………。」
「はあ…違うよな…そうだよな…そうに決まってる」
「ドルドルドル……バババババ………」
「………なんだろう、いつもより近くの高速道路がやかましい………」
「ドドドドド…」
「……ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ…いや違う、よくわからない状況でなにもかもが良く聞こえるように聞こえるんだ…」
「………。」
「…ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ」
「プルルルルル」
「ドキッ！ガタッ」
「プルルルルル」
「ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク」
「プルルルルル」
「ドクドクドクドクドクドクハアッ……ハアッ……」
「ガチャ」
「………もしもし？」
「私、メリーさん。今、K崎ICで高速道路を降り」
「ッ！！！」
「……ッ、ツーツーツー」
「………近付いて来ている…確実に…俺の所に………！」
「………。」
「でも…おかしい………俺に近くんだったら…俺の家に近いN山ICに降りないでわざわざひとつ向こうのK崎ICで降りるんだ………」
「………。」
「………えっっ………待てよ………ドクドクドクドクドクドク」
「………。」
「N岡からK崎ICまで行くには俺の家の隣りにある高速道路を渡らなければ行けない……」
「ピーポーピーポーピーポー…救急車が…右に曲がります…救急車が…」
「………てことは、もしかしたら……！」
「………。」
「メリーさんは一度俺のすぐ近くまで来て見下ろしていた！！」
「………。」
「うわあああああああああああ！！」
「ガタン！ガチャンボスン！」
「やめてくれ…来ないでくれ………」
「プルルルルル」
「ッ！！！」
「プルルルルル」
「………ウグゥウウウウ」
「プルルルルル」
「………待てよ………！」
「ガチャ」
「もしもし」
「私メリーさん、今K羽村に入ったの」
「………」
「ガチャ、ツーツーツー」
「やっぱり…確実に近付いて来ている………結構な速さで………！だけど…今思い付いた………っ！」
「バタン！」
「ヤツは今…結構なの速さで近付いて来ている。確かにただ逃げるだけでは追いつかれてしまう」
「ガチャガチャ」
「だけどそれは人間自体が出す速さの場合ではだ」
「キュルルルル………ブルン！ブルン！」
「動いている時間を考えるとヤツはまるでバイクに乗って移動しているようだ」
「ブルルン！ブルン！ガチャン」
「しかし大型や中型バイクのような速さはない………おそらく小型…っ、いや…原付程度だ………！」
「ブーーーーーゥッ、ガチャン、ブーーーーーゥッ」
「俺は原付を持っている………！先回りされない限り追いつかれることはない………！」
「コォー…………」
「よし、風も強くないしガソリンも満タン」
「簡単な支度もしてきた、少なくとも一晩以上は走れる…！」
「コォー…………」
「悪くない………！少し遠いがこういう事に頼もしいヤツの家があるはず」
「コォー…………」
「まずこの時間帯ならまず家にいるだろう…そーいうのには強いから必ず何とかしてくれるはずだ………！」
「コォー………ブロロロロロ」
「おや…来たな………、予想通り」
「ブロロロロロ…プルルルルル」
「ん？悪い子だな、原付とは言えバイクに乗りながら電話だなんて」
「プルルルルル」
「いいのか？ホイホイついて来ちまって？俺は人形だってかまわないで食ってしまうん人間なんだぜ？」
「……………ぅわ」


(続きが省略されました。続きが見たければ、「MSバーガーのコーヒーシェイクMサイズを一つ」と書いてみてください。)